【戯言】今、MacBookを購入した理由
さて、戯言として、MacBookを先日購入した理由を書いておきたいと思います。
その1 家の中のいろんなところで触れるmacOS製品がほしい
Mac miniを導入して、それまでMacBook Pro(MBP)で実施していた作業をデスクトップにまとめました。ひどい腰痛持ちで、MBPをテーブル+床座りで使っているとどんどんつらくなってきますので、ちゃんとPCデスク+オフィスチェアの構成でPC作業ができるようにしておきたいな、と。
で、ちゃんと机と椅子でPCしているぶんには腰には良いのですが、たとえば「テレビを見ながら…」「寝る前に…」ができないんですよね。場所と時間を選ぶようになってしまって。
なので、ベッドの上やテレビの前で触りたいという欲求が出てきました。
その2 すでに所有しているMacBook Proが時代遅れで新しいものがほしい
すでに所有しているMBP(Mid 2012)はもう5年も経っており、今の最新世代と比べると2回も間にメジャーモデルチェンジが行われています。まあそれをわかってて買ったところもありますが、今となってはボディが約2.1kgもあって重く、バッテリも3〜4時間で切れてしまうし、非Retinaディスプレイで解像度が低い。すぐに本体裏側が熱くなってしまって、膝の上に乗せてベッドの上で…なんてとんでもない、という感じです。厚みも約2.4cm。
最新のMacBook製品と比べて、とても使いづらいです。
とはいえ、CPUのベンチマーク値としては今でも問題ないですし、メモリも8GBあって最新macOSも問題なく動きます。昨年初頭にHDDからSSDに換装してみてI/Oも改善されるなど、まだまだ現役でもやっていけそうではあるんですよね。メモリにいたっては16GBにも交換可能という…。
なので、老朽化とまではいかないレベル。「ブログを書く」「写真・動画・音楽を管理する」「Windows仮想マシンで職場にリモート接続する」などが主な用途なので、あまり最新性能にこだわる必要がなく、新製品が出ても、だましだまし使い続けていました。
その3 「すべてはiPad Proでできる」というアップルの嘘
すでにインターネットの世界に触れている時間が最も長いのは、iPhoneになっています。わずか100g台の小型マシンにインターネット空間で行いたいことのすべてを任せることができるのです。画面の小ささに我慢ならないときはiPadがあり、電子書籍や動画など大きな画面が求められるコンテンツはiPadで楽しめます。音楽は聴き放題のサービスがあり、有料ダウンロードで欲しい曲を1曲単位でオンデマンドで購入可能。CDからわざわざリッピングする必要がありません。
なので、ここ数年はmacOS製品に1週間以上触れなくても何の問題もなく暮らしていけるようになっているのです。そういう時代になりました。
一方で、クリエイティブな作業(プログラミング、デザインなど)や業務利用、デジタルコンテンツのファイル管理、Windows仮想マシンの利用などは、代替製品がiOS向けにも出ているものの、まだmacOSアプリケーションでないとつらいものがあります。よく似たことはできるようになったけれど、さすがにまったく同じようにはできないです。
macOSは利用頻度は以前ほどではなくなってしまいましたが、相変わらず「なくてはならない製品」の1つです。「じゃあiPadでいいじゃん」とはなりません。
その4 軽さは正義
昨年のMacBook Proは私も心が躍りました。あんなに重い重いと思っていた13インチモデルが2.06kgから1.37kgまで軽くなり、厚さも2.4cmから1.5cmにグッと薄くなり、見た目はさらに洗練され、Touch IDやTouch Barなど便利な機能も増えました。 一気に時代が進み、私も価格がネックではありましたが、購入を検討しまくりました。ほぼほぼ買うつもりでしたが、13インチにすべきか、15インチにすべきかでなかなか解が出ず、在庫不足もなかなか解消されずにやきもき。
とある家電量販店で実際に新型のMBPを発見し、質感も抜群。Touch Barは必要性をあまり感じませんでしたし、価格がネックでしたが、イメージ通りの最高なラップトップだと思いました。なんてったって不満のあった旧MBPより約700gも軽くなっているのです。不満などあるでしょうか(いやない)。
が、その隣に置いてあった、MacBook。その差は歴然でした。 新型MBPよりもさらにグッと軽く、940gと1.37kgは「そのくらいの差だったらほぼ同等でしょう」と思っていましたし、「世の中には700g台後半のWindowsもあるのに」くらいに思っていましたので、まさかの事態。とても軽いのです。430gの差は相当のものでした。iPad Air 2とほぼ同じです。
まあ、バックパックに入れて背負ってしまえば実際にはあまり気にならないでしょう。頻繁に持ち運ばないのであれば尚更です。しかし、実際にはほかの荷物も一緒に運ぶわけで、軽ければ軽いほど良いにこしたことはありません。これは買うならMacBookだな、とすぐに切り替わりました。というわけで、これは次世代モデルが出るのを待つべきか、2016年モデルを買ってしまうかの2択に。これまで春に新製品が出てますから「数ヶ月くらい待ってみよう」としました。
その5 iPad Pro + Smart Keyboardは「iOS製品で長文入力」のひとつの解ではあるが、場所を選ぶのが難点
で、例年より少し遅れて、2017年6月のWWDC。私も2時間以上の中継をすべて見ました。そしてすぐApple Storeでネット予約したのでした。
そうです。iPad Pro 10.5インチです。どう考えても普段使う頻度はiPadの圧勝です。シーソーゲームに負けてしまいました。
かねてから12.9インチのiPad Proの重さに不満がありましたし、Cellularモデルにしなかったことも後悔していましたので、10.5インチのiPad ProのSIMフリーモデルを即決で予約。
遅れて購入したSmart Keyboardの感触も思ったよりもよく、iOSデバイスで長文入力もへっちゃらだなと思いました。
が、文字入力をSmart Keyboardでやるのは確かにいいのですが、快適かと言われるとそうではなかった。
というのも、Surface Proと同様に、Smart Keyboardという製品はあくまでもタブレットのカバーなんですよね。ラップトップだったらスタンド部分がなくても自立しますが、カバーなので、ある程度の広さのあるテーブルの上じゃないと安定しません。新幹線の座席のテーブルの上や自分の膝の上、ベッドの上ではぐらついてしまって、まともにキー入力できません。
Surface Proと同じ問題が、iPad Pro + Smart Keyboardでも顕在化し、WWDCの発表前の冷静な自分にいったんリセット。もともとの課題が解決されていないし、さらに1年我慢するのも難しいので、MacBookを購入することとしました。
まとめ
まあ、そんなこんなでMacBookを買う言い訳が整ったので、前々から軽くてRetinaで新しいMacBookを欲しかったから購入した、という感じです。
買うまでは「MacBookは自宅メイン」と思っていましたが、やはりフル機能で使えて、超軽量・バッテリもそこそこもつ「MacBook」は、屋外でも使いたい欲求が。これまでにも何度となく喫茶店やファミレスに持ち込んでネットしたり、本読んだり、ブログ書いたりしています。
長期帰省時、iPad持ってくと姪っ子たちに貸せ貸せとうるさく言われてあまり使わせてもらえないし、MacBookもありかもな。
「買うべきか」「買わざるべきか」を考えているときが一番楽しいですね。お付き合いいただきありがとうございました。終わり。