【プチレビュー】W1チップ搭載のカナル型Bluetoothヘッドフォン「BeatsX」が届きました。
先日注文した「BeatsX」が到着しました。
W1チップ搭載のBluetoothヘッドフォンは、AirPodsに次いで2台目です。AirPodsはものすごく便利ではあるのですが、インイヤー型で遮音性が悪く、音漏れもすごいので、静かな場所や電車の中で使えなかったんですよね。なので、物は試しにBeatsの「BeatsX」を買ってみました。
1日使ってみましたが、基本的には特にレビューワの方がおっしゃっている内容に同意かな。
ファーストインプレッション
Beats製品は「BeatsX」が初めてです。デザインがカッコいいですね。カラーは無難に黒にしました。仕事中にこっそり使っててもばれづらいかなと。
このようにヘッド部分が磁石でくっつくのがいいですね。バッテリも公称で8Hもちますから、ずっと首にぶらさげておいても良いかも。
そこそこ磁力も強く、ある程度近づけると勝手にくっついてくれます。
Beatsロゴ入りのキャリングケースもついています。ちょうど手に収まるサイズで、これならカバンの中に入れておいても邪魔になりません。
シリコン製でかなりホコリなどが付着しやすいのが残念。
蓋はないので、完全密閉はできません。また、サイズがギリギリで、綺麗に収納するのが難しい。慣れれば綺麗に収められるようになるかな?
期待通りの遮音性の高さが魅力
普段はソニーの「MDR-1000X」というオンイヤー型の大きめなハイレゾ対応ヘッドフォンを使っており、ノイズキャンセリングのおかげで場所を選ばないし、電池もかなりもつ+有線なら電池なくても使えるのが最高なのですが、持ち運びにあまり適してないんですよね。
なので荷物が多いときはAirPodsを…としているのですが、先に書いている通り、遮音性が低く、騒音の多い駅や電車、飲食店などでは音が聴こえづらい。音を大きくするしかないのですが、耳への負担が気になるし、音漏れがすごいです。
というわけで、騒音が大きい場所に行くときは仕方なくMDR-1000Xを持っていってました。
BeatsXはカナル型なので、当然ながら遮音性は優れています。期待通りの結果です。
ただ、レビューでよく言われている「周りの音が何も聞こえなくなる」は言い過ぎな気もしますね。
少なくとも自室でMacBookのキーボードの打鍵音は余裕で聞こえています。まあ自室は静かだから、屋外の環境音がある状態でどうなのか確認してみないといけません。
ただ、カナル型はやはり耳が痛くなってくる感覚がどうしてもつきまとうんですよね…。何時間も付けっぱなしにはできない。つらい。
標準のイヤーチップは評判が悪いので、みんな大好き「コンプライ」のイヤーチップを装着。
購入したのはTs-500のSサイズにしました。普段からSサイズのイヤーチップを使う機会が多いので。私にはちょうどいいサイズです。少なくとも外れやすいということはないですね。頭を左右に振ったりしても全然外れません。
手元のリモコンが超便利
AirPodsのときは「再生・停止はAirPodsを耳から外す」以外はダブルタップしてSiriに頼まなくはいけませんでした。時間がかかる。なので、iPhoneないしApple Watchでボリューム操作やスキップなどをしていました。Siriは使わないよ、という場合は、設定変更すれば「ダブルタップで再生・停止」もOKです。
でもBeatsXなら手元にリモコンがあって曲再生・停止・スキップ・ボリューム変更・Siri呼び出し・受話がその3つのボタンでできます。前時代的ではありますが、やはりこれは便利ですね。
AirPodsと比べて残念なポイント3つ
先の2点はAirPodsと比べて非常に良いポイントなのですが、逆に気になるところもあり。
電源周りのオペレーションが面倒
AirPodsは「ケースから取り出す」が電源ONの役割をもっていました。が、BeatsXは明示的に電源ボタンを1秒以上長押しする必要があります。これがかなり面倒です。
また、AirPodsなら「ケースにしまう」が電源OFFの役割をもっていましたが、BeatsXの場合はこれまた電源ボタンの操作が必要で、これもまた非常に面倒。
電源ボタンはネックの右側についていて、これをノータイムで操作するのは無理です。そもそも、ここにボタンがついていることを説明書を読まずにわかった人はあまりいなさそう。
充電の仕方がスマートじゃない…
充電方法も少し気になる。BeatsXは本体を直接充電しなければなりません。Lightningケーブルで充電できるのは○ですが、充電している感じ(見た目)はあまりスマートとはいえませんね。8時間しかもたないので、このスマートじゃない充電を頻繁に行う必要があります。
AirPodsはケースが充電器になっていて、無接触で本体を充電可能。充電自体はケースに対して実施します。ケースは割と電池が持つので、気が向いたときにケースを充電しておけばOKなのもいいですね。
なお、20cm程度の小さなLightningケーブルがついています。Apple純正では出していないブラックカラーでかっこいいし、Beatsのロゴもさりげなく。モバイルバッテリーのお供に最適です。
片耳で使うときケーブルが邪魔
些細な点かつ買う前からわかっていたことではあるのですが、BeatsXはAirPodsと違って、首元にケーブルがあります。単純に邪魔ですね。特に片耳のみ着用しているときがすごく邪魔。夏で薄着だからかな?
まあ、リモコンがあるという利便性とのトレードオフですね。ある程度は仕方ない。 落下トラブルなども少ないでしょう。AirPodsもほぼ落ちませんが、心理的な違いが大きいです。
まとめ
というわけでAirPodsと比べると
- 電源操作がわずらわしい。
- 充電しているときが不恰好。頻度も多い
- ケーブルが邪魔。特に片耳のとき
というのがネックです。
その他にBeatsXについて感じること
iPhone/iPad/AppleWatch/MacBookとの連携が気持ち良い
AirPods同様、BeatsXはW1チップを搭載しているので、一度ペアリングしてしまえば同じApple IDで動くApple製品ですぐに切り替え可能な点が良いです。
他社製品にもW1チップを提供してほしいレベル。
音質はやはり低音の方が優れている?
まだ慣らした状態ではないのでなんともいえませんが、他の方がレビューする通り、高音はもう少し突き抜けてほしい。女性ボーカルの曲を聴く機会も多い私なので、ここは少し残念。まあ全然ダメというわけではありませんが。男性ボーカルの曲の方が聴いていて気持ち良いですね。
耐久性に不安
Amazonのレビューを見てたら断線したって方が複数人いましたが、確かにこのケーブルは断線するかもという感じ。きしめんタイプなので断線しづらいようにはなっていますが、若干細い。あまり荒々しく扱わない方がいいかもしれませんね。
総評
というわけで、いろいろ書きました。
AirPodsと比較すると、良いところも悪いところもあり、一長一短という感じ。初日にして、特に電源周りの負担・充電の負担が大きく感じます。あまりメリットとして意識してなかったのですが、AirPodsの良いところを再認識するという結果になりました。
今のところ、遮音性・音漏れ・リモコンの3点でしか良さを認識できておらず、シチュエーションに応じてBeatsXを使う感じになるかな? ただ、小型なのでバッテリ容量が少なく、「使いたい時に電池がない」というリスクがありそうです。
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