デジモノ みんろぐ

デジモノ系の話題を書いてます。スマホ、PC、タブレット、ゲーム機だと財布の紐がゆるみやすい傾向あり。

【プチレビュー】10時間ほどプレイしてみての感想 「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」を先週購入したことはブログにも記載した通りです。ドラクエ熱全然上がってこねえなーということでニンテンドースイッチ版が出たら買おう!って思ってましたが、ダメでしたね。
しかも「Newニンテンドー2DS LL」のはぐれメタルエディションを購入!ってことで、ただでさえ「軽くて最高」「キビキビ動いて最高」なのに、ドラクエデザインで開く度にニヤニヤできます(変態)。

mintax.hatenablog.com

特典の3DSテーマ「はぐれメタルテーマ」の存在を思い出して、早速ダウンロードして使ってます。

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3DSのホーム画面のBGMや効果音がドラクエテイストに! これ何のBGMだっけなあ…。ビルダーズで聴いた気がするからおそらく「I」かな?

テンポ良い「2Dモード」が最高です

で、肝心のゲームの方なんですが。順調に進んでまして、現在、約10時間。パーティメンバ7名がそろったところです。いやー、やっぱりドラクエドラクエなんですね。まあ具体的にドラクエらしさって何なのと言われると解に窮してしまうわけですが…。

3DS版の特長の1つとして、「ドラクエ9」のような3Dで遊べるモードと、「ドラクエ5」のような2Dで遊べるモードの2つが用意されています。
購入前は3Dモードでプレイする気満々でした。2Dモードはランダムエンカウントで、3Dモードはシンボルエンカウント。要するに戦闘をするときに「自分からぶつかっていくかどうか」の違いですね。シンボルエンカウントなら、戦闘するかどうかを雑魚戦は自分で選べます。「経験値稼ぎしたい」ならどんどんぶつかっていけばいいし、「さっさとストーリーを進めたい」「宝箱探しを優先したい」「HP・MPに余裕がない」なら敵を避けて歩けばいい。その自由度の高さがシンボルエンカウントの魅力です。
最近のJRPGではこのエンカウント方式が多くなりましたが、私もその自由な感じが好みでしたから、買う前から「3Dモード一択だなあ…」と思ってました。 が、ずっと2Dモードで遊んでいますね。

何せ2Dモードはテンポが良い。カメラアングルの操作も考えなくていいし、ツボ・タルの破壊や井戸めぐりなどで漏れがほぼなくなります。探索が楽です。演出はその分チープではあるのですが、2Dドラクエ時代を知るファンなら「あり」というか「大あり」じゃないかな。 たまに3Dモードに切り替えると「シンボルエンカウントはやっぱ楽でいいなー」「3Dだとこの街がこんな豪華な感じになるのか。演出も凝ってていいなー」と思えるんですが、3Dダンジョンの探索はどうも面倒すぎて。PS4くらい美麗なグラフィックであれば楽しいのかもしれませんが、3DSレベルのグラフィックですからね…。うーん。 3Dモードの戦闘は、アニメーションが多く、1ターン進めるだけで時間かかりすぎです。2Dモードは基本オートで「さくせん」を考えているだけなので、ほんと楽。ランダムエンカウントなので、「敵出てくんなよー…」とドキドキしながら、探索進める楽しさもありますし、非常にライトな感覚で遊べます。最初は「敵が動かない」のはさすがに手抜きすぎでは…と思ってたくらいなのですが、これも購入したら意見がガラッと変わりましたね。なくていいです笑
まあさすがにボス戦は補助魔法さいしょに使ったりで「めいれいさせろ」の機会が多くなりますけどね、2Dでサクサク探索、ドキドキ&オート&たまに頭使うテンポ良い戦闘のおかげで、ストレスなく、純粋な気持ちでストーリーを楽しめてます。

「運」のちからでいつもより強くなれる「ゾーン」

戦闘で言えば、「ゾーン」というシステムが良いですね。楽しい。

桃鉄の「絶好調」のような感じで、ランダムでたまに「ゾーン」という状態になります。ゾーン状態になると、「かいしんのいちげき」が決まりやすくなったり、魔法が暴走してダメージ量が増えたり、いつもより強くなれるのです。
これが別のゲームだと、上級テクを戦闘中に実施するとポイントが貯まって、ゲージがたまったらスペシャル技が使えるよ!、みたいなのが多い?と思いますが、DQ11だとこれは「運」なので。

また、このゾーンの状態が複数人のキャラで重複している場合は「れんけい」という連携技が使えまして、これがまた強い。運の要素がさらに複数のキャラにかかるので、使いたい時に使えるものではありませんが、それだけにその強さが嬉しいんですね。
攻撃だけじゃなく「HP全回復」などの技もあり、ボス戦で「ゾーン」のキャラが複数いるときの心強さったらないです。

「れんけい」を使うとゾーン状態は解除されるので、どのタイミングで連携技を使うか、もしくは一切使わないという選択肢もありえるので、そのあたりを「お、ゾーンになった〜」くらいの感覚で使い分けられて楽しいです。純粋に。

そうび品を錬成する「ふしぎな鍛治」が楽しい

今回は素材とレシピを集めて、武器・防具・アクセサリを自分で作るクラフト要素があり、これがまた楽しいですね。

DQ11は全体的に難易度やさしめで経験値もお金もどんどん貯まる印象ですが、売られている装備品がめちゃくちゃ高い。自分で作った方が良いです。この「鍛治」自体がミニゲームのようになっており、うまく作れればステータスアップ効果が数ポイント上乗せされることもあり、お金もかからないので、基本はこっちがメインの方が有利。
ただし、レシピの入手が難しい。本棚や宝箱の中に置いてあったり、サブクエストをクリアしたときのお礼でもらえたりするので、レシピが簡単には集まらない。また、素材も「かくれスポット」にあったり、街やダンジョンの中を探索して見つけたり、といったことが基本なので、レアな素材はなかなか集まりません。というか「素材集め」をする羽目になります。一部アイテムはどうぐ屋にも売ってますが、レアなものはやはり売ってないので、それを探すのが大変です。
が、まあ1回分くらいスキップしてもレベル上げておけば敵は倒せますから、そこはゆるい気持ちで「作れたら作る」「敵が強く感じてきたら既製品を買う」でもあまり問題ないですね。
ミニゲームの部分は「うちなおし」でやり直すこともできます。うまく作れると武器名のあとに「+1」「+2」とついて、既製品よりもパワーアップ。売却価格も上乗せされます。なので、「作ったもののうちもう使わないもの」を売って、「作りたいけど作れないもの(+店で売ってるもの)」を買う原資にしてもよいでしょう。

7人もいるので、「特定の人物しか使えない武器・防具」よりは「複数人が共用できる武器・防具」を優先するなど、うまくやりくりするのもそれはそれで楽しいものです。
ストイックな方はレシピ・素材をきっちり自力で集めて楽しむでしょうし、両方のタイプの方がどちらも楽しめるようになっているのはさすがです。

キャラクタの成長はレベルだけじゃない。「スキルパネル」

FF10のスフィア盤のような「スキルパネル」というシステムで、キャラの「とくぎ」やステータスアップ効果のあるスキルを覚えさせることができます。パラメタ値はレベルアップ時に数ポイント付与されるので、それを貯めて、必要なスキルをどんどん覚えさせていく、という感じ。この手のシステムは私は「面倒くさいなー」と思ってしまう方ですが、DQ11の「スキルパネル」は楽しいですね。

「結局全部オープンさせなきゃいけないんでしょ」っていうのが苦痛の原因の1つですが、今回は自分の資質+武器の種類で方向性を選べるので、まずどれからスタートさせるかは自分次第。もちろん3パターン、4パターンくらいの中から選ぶので、完全オリジナルではないにせよ、そのあたりを「考えさせてくれて」「あまり考えなくてよくて」「適当にやってもそこそこ強くなったことを感じられる」バランス感覚が非常に良い。
まず億劫にならなくてすむ。シンプルだけど、レベルアップ→スキル追加までの道のりについて、適度にワクワクできる。

これが良いです。

まとめ

テーブルで、ベッドで、電車の中で、会社の休憩室で、どこでも持ち出せて、すきま時間でもサクッと遊べる、「ニンテンドー3DS版」の「ドラゴンクエストXI」。おそらく「ニンテンドースイッチ版」も同様のコンセプトで遊べるでしょう。加えて、テンポ良くゲームを進められる「2Dモード」は、往年のファン向け要素と思いきや、時間が限られる社会人にこそおすすめのプレイスタイル。3Dモードの豪華な演出もニヤニヤできて良いですが、まあそこは教会で任意のタイミングで変更できるので、気分に合わせて切り替えてみてください。
システム周りではさらに戦闘も2D&オートならサクサク進められるし、キャラ育成も鍛治もシンプルに楽しい。

そして何よりも、堀井雄二のシナリオ、すぎやまこういちのBGM、鳥山明のキャラクタのRPGがまた遊べるということ。ドラクエシリーズおなじみのモンスターやまほう、アイテムも健在で、それらをどう組み合わせてゲームを進めるのか考えるのが楽しいですね。

「新しくて」「懐かしい」、ドラゴンクエストの新作。まだ序盤ですが、すでに十分楽しいです。

2Dモードおすすめです。まあ、PS4版のグラフィックをYoutubeで観てたら、キャラやモンスター、街並みを見ているだけでニヤニヤしまくりなんですけどね。スライムやキラーパンサーがフィールド上で歩き回っているのを眺めているのがたまらんね。