【レビュー】iPhone Xが届いたので最速ファースト・インプレッション!
本日の午前10時頃、iPhone X、無事に届きました!
買ったもの
iPhone X 256GB シルバー
セットアップ準備
前日のうちにiPhone7 PlusをiTunesにバックアップしておき、到着と同時に差分バックアップを再取得。これで最新化の時間を短縮できました。
また、以下を追加で対応。
- LINEバックアップ
- Suicaの退避
LINEはiTunesバックアップで暗号化を有効にしていれば、移行できますが、念のためですね。
ユーザであれば、Suicaの方は必須です。WalletアプリからSuicaカードを削除しておくと、サーバ上に退避されて新しいiPhoneの方に移行できます。実際には削除されていないのでややこしい。
セットアップ
で、肝心の移行です。iPhone8/X世代からは、現行のiPhoneを新iPhoneに近づけると「クイックスタート」が起動するようになり、iCloudアカウントやWiFiアクセスポイントの設定などが不要になりました! すぐに復元のメニューが選べます。で、復元しようとしたら、まさかのOSバージョン不一致問題。
ということでiPhone Xの方が古い。がっくし。
iPhoneXをいったん新規のiPhoneとしてセットアップして、OSのアップデートを実行。iOS11.1にアップデートされたことを確認のうえ、Macにつなぎ直してiTunesの「バックアップから復元」で復元作業を開始です。だいたい1時間くらいかかりました。
ざっと気になったところ(ハードウェア編)
意外に「切り欠き」に戸惑う。他が美しすぎて、邪魔。そのうち慣れるとは思う。
発表当時から賛否両論あった「切り欠き」の部分。私は「別にいいんじゃない?」と思ってましたが、フルスクリーンデザインが美しすぎるあまりに「邪魔」でした。
まあそのうち慣れると思いますけどね。
意外に「ホームボタン」がないことに戸惑う。何をするにしても、脳が勝手にホームボタンを押そうとしてしまう。たぶんすぐ慣れそう。
ホームボタンがなくなっていることは見た目からも明らかなのですが、なぜかiPhoneを握ると自然と画面下部に親指やひとさし指を持っていってしまいます。脳が勝手にホームボタンを押そうとしてますね。2010年のiPhone4から7年もその週間が続いていたわけですから、仕方ないですね。とはいえ、iPadのDockの呼び出しと同じジェスチャーですからすぐに慣れると思います。
ただ、ホームボタンがなくなり、Appスイッチャーやホーム画面の呼び出しだけでなく、ホーム画面の初期画面へのジャンプ、App削除モードの解除などもすべて上スワイプでやらなければならなくなりました。この辺は違和感があるというか、一般の方にはわかりづらい部分で、UI/UXとしてはあまり優れていないと思わざるを得ないですね。
ざっと(カメラ編)
Face IDは「いつの間にか認証されてる」ので、「あ、もうスワイプしていいんだ」って驚く。
Face IDはiPhone Xの目玉機能のひとつと言えると思いますが、iPhone5s以降、完全に浸透した「Touch ID」に慣れされた私たちは、いきなり顔認証に変わりました、と言われても…って思いましたが、これはよかった。「何かに指を載せる」行為もなしに、iPhoneを持ち上げたらすでに認証が終わっていて、ロックが解除されている。あとは上スワイプするだけです。通知の内容を見たいだけならスワイプも不要です。
従来だと、Touch IDは指先やホームボタンが汚れていたり、濡れているだけで認証が失敗していましたし、寝ている間に指を使われればロック解除されるという恐ろしい機能でしたが、これらが解消されたというのは大きい。
メガネやサングラス、ヒゲくらいなら問題なく学習してくれるみたいです。最初は認証してくれないのですが、パスコードを入れて「認証してもOKなんだ」と思わせれば、次からはそれを学習してロック解除してくれます。 ただ、マスクはうまくいかないようで。冬の日本人は異常なまでにマスクを使うので、そこで非難されるかもしれないですね。
Face IDで文句があるとすれば、「うまくいかないとき」が1回だけありましたが、理由がわからないのがつらい。夜間や屋外などでも問題なく認識されるかどうかはもう少し使ってみて改めて書いてみたいと思います。あと1秒程度ではあるが、時間がかかって待たなければならないときがある。このあたりは使い込んでいけば機械学習で改善されていくのか、技術的な課題があって解消しづらいのかも合わせて確認していきたい。
検証する前からすでに写真が綺麗
写真やムービーの撮影は、iPhone7 Plusと比較しても劇的に良くなっているのがもうカメラアプリで見た瞬間からわかる。ほんと、どんどん高性能コンデジに近づいていってる…。
ざっと(ディスプレイ編)
OLEDディスプレイが美しい
なぜかわかりませんが、自分で撮影したムービーが異常に美しく見えるというか、ほぼそこにいるんじゃないかという錯覚に陥る。Youtubeではそこまで思わないのだけれど、なぜだろう。漫画など白黒のものは読みやすくなった気がします。
電子書籍の読み心地が悪くなった
Kindle本をよく読む私。「iPhone7Plus」より画面幅が狭くなったことを心配していましたが、まさしくその通りで読みづらい。比較してかなりがっかり。 まだKindleアプリがiPhone X対応していないとはいえ、リフロー型ではない「漫画」や「雑誌」などではあまり関係ないはずで、これはどうしようもないけどつらい。
写真は、左からiPhone6、iPhoneX、iPhone7Plus。
漫画をよくiPhoneで読むという方は、iPhone X Plusが出るまではiPhone 8 Plusもかなりおおありですよ。
動画の迫力がなくなった
Youtubeなどをよく観る私。「iPhone7Plus」より画面幅が狭くなったことを心配していましたが、まさしくその通り。まったく迫力がなく、比較してかなりがっかりです。 16:9の動画の場合は左右に余白ができてしまい、5.8インチ全体を使えていません。アスペクト比が違うので仕方ないのですが…。
わかっていたこととはいえ、かなりガッカリ。満足度低いです。iPhone 8 Plusほしい…。
対応アプリが少ない
これは一過性のことですが、Xに最適化されたアプリがまだまだ少ないです。iPhone5やiPhone6が出たときと同様に、上下に余白があって非常にダサい。対応アプリ早く増えてほしいなあ。
タイムラインのあるアプリは縦長サイズのディスプレイがいい感じ
Xの縦長サイズはツイッターやFacebook、Mastodonなど、タイムライン追う系のアプリは最高に良いですね。単純に一覧性が増して、読み進めやすいです。縦スクロール系の漫画アプリもいいのでは。
ざっと(その他)
ステータスバーで電池残量が%で見れないのでいちいちコントロールセンターを開かないといけないの面倒。
今まではステータスバー部分に電池の残量をパーセントで表示させていましたが、今回から「切り欠き」の左右がステータスバーになり、表示域が狭くなったため、%表示ができなくなりました。右上からの下スワイプでコントロールセンターを開くか、Siriに聞く必要があり、とっても不便。
過去最高にカメラユニットが大きすぎて机の上でガタガタする
iPhone 7 Plusもカメラが2つついていて、本体からも浮き出ているので、背面を下にして机に置くとガタガタします。が、iPhone Xだとそれ以上にガタガタ。わざとガタガタさせなくてもわかるくらいの不安定感…。 ケースをつけて解消は可能な部分ですが、まだケースの選択肢が少ないのでお気に入りの使い心地に落ち着くまで時間がかかるかもしれない。
まとめ
Face IDが想像以上に良い。便利。ホームボタンなしでの操作には若干の戸惑いあり。慣れたら問題なさそう。iPhone N Plusからの移行の場合は画面が狭くなったことで、電子書籍や動画などが快適度が落ちている。ただネットサーフィンする分には縦長になって情報の一覧性が増して便利になったように思う。ただ対応アプリもまだまだ少ない。ReederやKindle、LINEなどよく使うアプリは早く対応してほしい。カメラが大きすぎて机の上で安定しないのが残念。ケースつければ解消されるが、まだ選択肢が少ない…。
という感じで、14万円出したことを踏まえると、個人的にはまだマイナスポイントの印象が強い。特に電子書籍と動画がなあ…。事前に懸念していた部分ではあるが、想像以上に差を感じてしまった(比較しなければよかった笑)。まあ慣れるかなと思いつつ、コストパフォーマンスを踏まえるとあまりメリットを感じられていない。
iPhone X Plusが出たら即買いしたい。