【レビュー】PCバッグなのにめちゃくちゃ小さい!「ひらくPCバッグnano」が届いたのでファーストインプレッション!
みなさん、買いましたか? SUPER CLASSICの「ひらくPCバッグnano」。ぐるどん民になると、いろんな散財の影響を受けてしまって困りますね。開発秘話がウェブ掲載されていってからどんどん気になる存在になってしまい、いきなり販売開始になったので即ポチしてしまいました。
ちなみに、私自身は「ひらくPCバッグ」シリーズのバッグはこれまで使ったことがなく、今回のnanoが初めてです。なんとなくタイミングを逃してきたのと、デザインがあまり好きではありませんでした。
はじめに
私にとっての「PCを持ち歩く」ということ
私は、基本的には出張のとき以外はPCを持ち運ぶ習慣はありません。最近はなるべく出張の時も「必要がなければ」PCを持っていかないようにしています。PCだけならまだしも、マウスやACアダプタ、電源コード、WiFiルータなどを持ち運ぶ必要があり、荷物がかさばるうえカバンが重くなる。機動性が悪くなってしまいます。私物ならいいですが、仕事用だったら紛失や盗難も怖いですね。
とはいえ、PCを持ち歩くことはなくはないので、スリーブケースにPCを入れて大きなカバンに入れて持ち歩いていました。それだとかさばるということで、ここ2年くらいはPC収納ポケットがついているカバンをいくつも買いあさっております。 本当にいろいろ買いましたが、結局はincaseという会社の「City Compact Backpack」というバッグパックが一番気に入っています。
少しだけ「Incase City Compact Backpack」をご紹介
incaseさんはMacBookのスリーブケースでおなじみのメーカーで、Apple Storeにも必ず置いてあるのでは。このバックパック「Incase City Compact Backpack(Gray)」も、Apple Storeで販売されていたもので、2016年2月に購入しました。今はもうApple Storeでは販売されていないですが、Amazonや楽天などで今でも購入可能です。
メインポケットの背面側に、公称で15インチまでのラップトップが入ります。同社のスリーブケース同様、PCポケット部分はフリース生地になっていて触り心地も良いですし、「360 PROTECTION」となっていて耐衝撃性が期待できます。私はここにラップトップPCやタブレット(12.9インチiPad Pro)を雑に突っ込んでいますね。保護性能がどこまであるかはわかりませんが、バックパックなのでそこまで神経質にする必要はなさそう。
スリムなシルエットですが、大容量でかなりたくさんの荷物が入ります。男性の1〜2泊程度の荷物なら問題なしですね。当時は11800円+税で、かなり安いのですが、質感も機能もまったく問題ないです。ポケットも多いです。なので、いろいろ買っても、結局これに戻ってきてしまうんですよね〜。
PCケース部分にPCを入れてる率は月に数回で、ほとんどは普通のバックパックとして使っています。
PCバッグ、バックパックの問題点
が、バックパックに共通の問題ですが、底が深すぎて、物を出すときに手間取るんですよね。探し物が底の方に隠れていることなど、しょっちゅう発生しています。車のカギがないとか、スマホがないとか、財布がないとか…。メッセンジャーバッグも同様で、縦か横かという違いだけですね。カバンの中がごちゃごちゃしがち。なので、なるべく物を減らすようにしたり、複数のポーチを使い分けたり、バッグインバッグを使ったり、いろいろ工夫しているのですが、それぞれにデメリットもあり…。
あと、何かとカバンをいちいち下ろす必要があって、できればカバンは背負ったまま、下ろすのは最低限に留めたいです。なので、iPhoneや財布など頻繁に出し入れするものはポケットに入れるようにしていますが、これまた邪魔なんですよねえ…。
このあたりは、incaseさんのバックパックがどうのこうのという問題ではないですが、サイズがそこそこある以上は、どうしても上記のような問題が出てきてしまいます。
とはいえ、PCを入れるならこのサイズ感は必須。それなら両手が自由になるバックパックが使い勝手が良く、その制約の中で我慢して使うしかありませんでした。
ひらくPCバッグnanoに期待すること
と前置きが長くなってしまいましたが、「ひらPnano」の登場です。PCを持ち歩くなら「バッグが大きすぎる」問題は我慢するしかない、と思っていた私に、「これだ!」と思わず手が飛び出た製品でした。
冒頭に書いた通り、私にとっての初めての「ひらくPCバッグ」です。アイデアや機能性は好みでしたが、デザインがあまり好きではなかったので、気になってはいましたが、なんとなく手を出していなかった、という感じです。
が、今回のモデルは「もしかして、普段の私の悩みが解消される?!」という期待感から、販売開始日(12/7)に即ポチ。12/8は出張で受け取れなかったのですが、翌日の12/9に受け取れました。
夜になって時間ができたのでいざ開封。今回は4色展開のうち、「ネイビー」を選びました。ネイビー好きなので、ついついネイビーだらけになってしまいます。
開封してみると、ネイビーカラーが美しいですね。まあネイビーと言っても、いろんなネイビーがあるのですが、好きな色合いのネイビーでよかったです。
まず、何と言ってもPCバッグとはとても思えないサイズ感。素晴らしい。13インチのラップトップPCを常に持ち歩くことをそもそも前提にしていないからこそ、ですね。小さい。
とはいえ、10インチタブレットは横にしてもさっと入ります。個人的にはここはさらに小さくして、8インチタブレット(iPad mini)クラスでもよかったかな。
それだけならただの自立しやすいメッセンジャーバッグなのですが、裏にポケットが隠れており、それを引き出すと13インチラップトップが入るようになっています。
少しダサいのですが、あくまでも緊急用という位置付けなので、それでいいのです。いつもは使わない機能で、「急遽PCを家に持ち帰らなければならなくなったとき」など、例外的に使うことを想定しているわけですから。
また、ひらPシリーズのおなじみの機能ですが、自立しやすい形になっているところや、メインポケットのファスナーを開けるとパカっとフタが折れて、ペン立てのように中の荷物にアクセスしやすくなっているところがいいですね。カバンを机の上に置く習慣は自分にはないですが、カフェなどでソファ席なら自分のサイドに置いて使うと便利そうです。
そしてショルダーバッグ的に使えるので、必要なときにすっと体の前にカバンを持ってきて、中の荷物を取り出すことが可能です。そのサイズ感でPCを持ち運べるところが素晴らしい。
まさにこれが私が欲しかったもの。
実際に入れてみた
というわけでいろいろ入れてみます。
とりあえずバッグの中にあったものを
上の写真、中にはiPad Pro 10.5インチ、Smart Keyboard、財布、ポーチ(モバイルバッテリー、USB電源アダプタ、充電ケーブル2本、WiFiルータ)、ほぼ日手帳weeks+三色ボールペン、デジカメ、AirPodsが入っており、外側の緊急用PCポケットにSurface Pro4が入っています。入りすぎ。
Surface Proは、電源アダプタなども持ち歩きたいので、モバイルバッテリーはポケットに退避させて、ポーチに入れる感じかな。空きスペース的には全然問題なく入るはず。
せっかく荷物にアクセスしやすい構造になっているので、大きめのポーチは使わない方がいいかも。
MacBook Pro 13インチ(Mid2012) 非Retina
前々世代の13インチMacBook Pro(Mid2012)ですらこんな感じですんなり入ります。
厚さ2cmでこれだけ入るのは素晴らしいですね。キツキツではないですし、ちゃんと蓋もできました。
iPad Pro 12.9インチ(1st Generation)
iPad Pro 12.9インチならこんな感じ。Smart Keyboardなどをつけていても問題ないと思う。
PCポケット部分はこれでもかなり余裕があり、推奨されないかもですがMagic Keyboardも一緒に入ります。なお、残念ながらメインポケット部分には入らないです。
12インチ MacBook(Mid2017)
12インチMacBook(Mid2017)だとこう。これは余裕。中で動いてしまいますね(特に問題はないと思う)。
MacBookはメインのバッグ部分にも入ります。ただし、手前のポケット。
奥のポケットは難しい。
そして、手前のポケットにパソコンを入れてしまうと、奥の荷物にアクセスしづらいので非現実的。できれば緊急用PCポケットを使いましょう。
iPad Pro 10.5インチ
そして期待の10.5インチiPad Pro。奥のポケットに入るiPadの中で一番大きいものがこのサイズです。
パターン1
↑これは残念ながらiPad Pro+背面クリアケース+Smart Keyboardだとキツめです。ぎゅうぎゅう。入らなくはないですが…。
パターン2
Smart Keyboardを外してみればOKでした。Smart Keyboardだけ手前のポケットに入れておく、という方が便利です。常に必要なものでもないですし、こちらの方が使い勝手は良さそう。
パターン3
背面クリアケースを外して、iPad Pro+Smart Keyboardなら問題なしでした。
こっちが正規の使い方でしょうね。ただ、背面ケースは取り付けておきたいので…。Smart Keyboardだけ外しておくパターンがやっぱり一番かな。
デジタルカメラ(PowerShot G7X Mark II)
仕切り板が任意の場所に取り付けられるので、カメラなど、カバンの中に固定しておきたいものを収納するのに便利ですね。
キヤノンのPowerShot G7 X Mark2を入れてみました。買ったばかりの頃はネックストラップをつけて、さらにケースに入れてましたが、裸のままガシガシ使う方がいいのではと思い直しているところなので、写真のようにそのままひらPに入れておこうと思います。
マンフロットのPIXIがさっと入ればいいんですけどねえ…てかもう少し小さくなってほしい。いいのないかな?
番外編 Magic Keyboard
あまり需要はないかもしれませんが、「Magic Keyboard」(テンキーなし)って持ち歩くのに不便です。iPhoneやiPadなどで使おうとしたことがある方ならわかると思いますが、なかなか入るものが見つからないのです。
これが前面ポケットにちゃんと入ります。奥は厳しいかな。うーん、嬉しい。
ひらくPCバッグnanoで気になること
というわけで私が普段持ち歩くものを中心にいろいろ入れてみましたが、いずれも問題なし。これから使ってみよう。
で、緊急用PCポケット部分、他の人みたいにはさっと戻らないんだけど…。何かコツがあるのかな。うーん。 緊急用とはいえ、マジックテープなのも気になります。ファスナー(密閉性)やマグネット(利便性)でもよかったのでは?
他に気になること。
- オフィスや公衆トイレの個室などで地面に置かずにぶら下げておきたいですが、ぶら下げ用のループがない。肩掛け紐を使うしかない。
- フロント部分の革メッシュなポケットがちょっとダサい。他の部分と同じ素材でいいし、中が見える必要性もあまり感じられない。
- そもそものカバンが重い(約710g)。
重さが気になるなあ。小さいから尚更。12.9インチのiPad Pro並みにありますからね。まあバックパックもそのくらいはあるんですけど、片方の肩にずっしり来ますし、このサイズなので余計に気になる。
まとめ
- 良いところ
- PCを持ち歩くことを念頭に置いたバッグなのに小さい。緊急用と割り切ったPC収納部分のアイデアが光る。
- 小さい割に収納力抜群。
- 小さいから機動性が高くなる。
- 気になるところ
- 重い。
- マジックテープのバリバリ音が気になるし、チープ。
- 緊急用PCポケットがすっとは戻らない。
というわけで(?)、来週から会社などに持っていって使ってます。追加で何か気づいたことがあればまた書きますね。
しかし、これだけの機能性の高いバッグが1万円台というのが良い。買いです。