デジモノ みんろぐ

デジモノ系の話題を書いてます。スマホ、PC、タブレット、ゲーム機だと財布の紐がゆるみやすい傾向あり。

iPhone7 Plusがやってきた

ようやく「iPhone7 Plus」のブラックが届きました。予約開始からすぐに予約したのに、9月16日発売開始の製品が9月22日に届くとは。毎度のことですが、新色はやはり人気です。

 

5.5インチの巨大ボディに対する心配は杞憂

前機種は「iPhone6」。iPhone6の無印版は、4.7インチのディスプレイを搭載していましたので、iPhone7 Plus(5.5インチのディスプレイを搭載)に変更したことで、単純にボディサイズや重量がアップしています。

「胸ポケットに入らないのでは?!」「重すぎるのでは?!」「画面の端の方に指が届かないのでは?!」という心配があったのですが、「動画がより楽しめるのでは」「電子書籍が読みやすいのでは」という魅力もあり、今回はPlusにしてみました。

 

2日触ってみての感想としては、「ギリギリ胸ポケットに入る」ということ、「重いけど、片手で持てないほどではない」ということ、「バンカーリング的なものがあれば、私の手の大きさならギリギリ画面全域に指が届く」ということがわかり、さほど問題はありませんでした。

一方で、動画はやはり迫力がありますし、解像度アップにより単純に美しく感じます。これはディスプレイがTrueToneになっていることの影響もありそうです。

電子書籍も同様で、マンガの各コマや細かい字が労せず読めます。さすがに雑誌はキツイのですが、それはiPad miniでも同じです。どうしても読みたい記事を拡大しながら読む、というケースであれば何の問題もありません。

 

iPhone6の方を後から触ると「よくこんな小さいサイズで満足してたなー」という感じ。iPhone4(3.5インチ)からiPhone5(4インチ)に変更した時、iPhone5からiPhone6(4.7インチ)に変更した時と同じですね。

 

メモリの増量(1GB→3GB)により圧倒的にアプリ操作が快適に

そしてもう一つ。iPhone6はメモリが1GBしかなく、メモリ解放アプリを使ってもサクサクにまでは戻せないくらいカツカツでした。「Reeder」などの重いアプリは頻繁に固まってしまい、「Safari」もタブ切り替え時にすぐ再読み込みがかかったりと、かなりストレスが溜まっていました。

一方、iPad mini4では2GB、iPad Proでは4GBと大容量のメモリが搭載されていて、ReederもSafariも快適そのもの。昨年発売されたiPhone6s世代では、メモリが倍増して2GBになったということで非常に羨ましい思いをしていました。

今回、iPhone7のメモリはiPhone6S同様の2GBですが、iPhone7 Plusではさらにメモリが増え、3GBに。私の前機種(iPhone6)と比較すると、なんとメモリ3倍に!

今のところ、ReederもSafariもその他アプリも、非常に快適に動作しています。復元したばかりの頃はもたついて動作していてガッカリしましたが、今では全然発生しないですね。メモリ3倍の効果は抜群。

 

ストレージは、128GBから256GBに倍増させてみました。前々機種のiPhone5が64GBでカツカツだったので前機種は128GBにしましたが、写真のiCloudフォトライブラリのおかげでぐぐっとストレージ節約に成功。「さてはて128GBは無駄だったか」と思いきや、結局は音楽データや動画、電子書籍で128GBは何度かストレージ使用率100%に近づきその度に古いデータを消したりしていました。

ブルーレイレコーダを新調し、動画が持ち運べるようになりますし、「Amazonプライムビデオ」「Google Play ムービー」など動画のダウンロードができるアプリもあります。新幹線で映画を観るとき用ですね。256GBもちゃんと埋まっていくでしょう。

 

とにかく毎日使うものですから、ストレスのかからないようにしたいということで、iPhone7 Plusは最高の選択肢なのでした。

 

ホームボタン・イヤホンジャック変換アダプタ お前たちはダメだ

さてはてホームボタン。これはダメだ。

「違和感があるが、すぐ慣れるだろう」というレビューが多く、私もそう思っていましたが、慣れる気がしない。TapTicエンジンの擬似的効果としては、「ホームボタンもどきを押している」という感覚というよりは、「背面の下部を凹ませている」という感覚。クリック感が強い「レベル3」を選択すると思いきや、最初から違和感が強く、とりあえずデフォルトの「レベル2」を設定。しかし親指への負担が強く、さらにクリック感の弱い「レベル1」にしました。親指の第一関節が死にますMacBookトラックパッドのような「タップでクリック」のレベル0を早期に作ってほしい

 

また、これまでは指の腹より指の先、ほぼ爪の部分でホームボタンを押していたのですが、これができなくなった。必ず指の腹でホームボタンを押さないと反応しない。指の先なら、ホームボタンに触れる部分を多めに意識すれば反応するときもあり、もしかするとここは慣れていくかもしれない。

 

イヤホンジャックがなくなった件は比較的好意的に受け止めている。スピーカーが縦持ちでも横持ちでもステレオになったし、バッテリ容量アップなどに貢献していると思う。私はヘッドフォンを毎日使うわけではないのでそもそもの重要度も低い。

ただ気になるのは変換アダプタ。iPhone7系でヘッドフォンを使うとき、ワイヤードのものだと変換アダプタが必須。ここまではいい。iPhone・ヘッドフォン・ケーブルがほぼ黒系統なのに対して、まず変換アダプタは白色のみしか提供されない。実際に使ってみると「変換アダプタを経由しています」というのが丸わかりで超絶ダサい。

そして耐久度が低すぎる。Lightningケーブルも初期は断線がひどかったが、それよりもさらにケーブルの軸が細すぎるし、外部からの衝撃に弱そう

 

ということで、事前に予想はしていましたが、ワイヤレスヘッドフォンがやはり欲しくなりました。重いし、充電しなきゃいけないし、音質も悪いのが難点ではある。

軽いモデルは充電がやはりすぐに切れてしまいます。2時間なんてものもありますよね。今度出るAppleのAirPodも5時間。ただしケースにバッテリが入っていて、左右両耳使うなら24時間分まで再生可能とのこと。これはうまいですね。ただ私の耳にはうまく収まってくれないんですよねー。このシリーズって。

重さとバッテリの問題は、もう一つ技術革新が欲しいところです。

音質の面では、iPhone側がAptXやLDACなどに対応してくれれば大幅に改善されるのだけれど、未だにAACまで。イヤホンジャック廃止のタイミングでなぜ検討しなかったのか。

どうせワイヤレスヘッドフォン買うならノイキャン機能にもこだわりたいところですね。冬くらいには入手しているかもしれません。

 

期待していた3D Touchはイマイチ使いこなせず

iPhoneの操作といえば、物理ボタンを除けば、「タップ」と「ピンチ」、「スワイプ」の3種類。二本指にしたり、長押ししたり、連続入力したり、と工夫することにより、操作の幅を広げ、直感的に色々な操作ができます。

iPhone6S世代より「3D Touch」による「ピーク」と「ポップ」という新たな操作体系が増えました。私はこれにかなり期待しており、「さらにいろんな操作が簡単にできるようになる!」と思っていました。

しかしながら、3D Touchの機能を十分に活かしたアプリが、登場から1年経った今もほとんどありません。純正アプリは対応しているものもありますが、あまり必然性が感じられず、サードパーティのものはそもそも対応していないものも多い。

そして最大の問題は、「長押しなのかピークなのかの判別をOS側がちゃんとしてくれない」ということです。画像を保存したいとき、Reederで選択した記事より上あるいは下の記事を一括して既読にしたいときなど、長押しタップはいろんなところで使いますが、ピーク操作と判断されることが頻繁にあり、期待している長押しメニューが表示されませんピークと判断されてしまうと、一旦ディスプレイから手を離さないと無効化されないので、何度かやり直さないと長押しタップとして認識してくれないのです。このストレスがすごい。

 

新操作ということで期待していた分、なんとか使いこなしたい、という気持ちが強いので、機能を無効化しないでおきたいのですが・・・。このままだと無効化してしまいそうです。

画面の端を押すことでマルチタスクが呼び出せたり、文字入力時にポインタを動かせたり、3D Touchならではの機能が便利とは思います。が、不慣れなためかなかなかマルチタスクの画面に切り替わらず、コツが必要。

あまりAppleらしくないチューニングと思います。というか、ピーク操作って必要なのかな。ポップだけで良いのでは・・・。

 

この長押し問題はホームボタン並みに根が深そう。

 

肝心のカメラ・防水・モバイルSuicaは。。。

さてiPhone7系の目玉であるカメラ機能・防水機能・ApplePayであるが、ここはまだちゃんと評価できていない。カメラを使う機会がなかったし、お風呂に持ち込みたいほどゆっくりお風呂に入れていない。デュアルカメラによる背景ボケ機能やApple Payはそもそもまだ機能提供されていない。

iPhone7ならではの新機能はこれから評価していく形となるでしょう。

 

総評

新機能以外の部分を中心に見ていきました。iPhoneは毎日使う道具ですから、目新しい部分はそれはそれとして興味がありますが、「ちゃんと従来通り快適に使えるか」これが大事なんですね。

そういう意味ではiPhone7 Plusは最高の道具に進化してくれました。

単純にメモリ増量でサクサク動作がまず最高。これでもう90点あげちゃう。

そして5.5インチで動画も電子書籍も最高(もう少し軽いともっと最高)。TrueToneディスプレイで写真も最高です。上では触れなかったですが、文字入力もしやすくなりました(特に英語キーボード)。

 

防水のおかげで「トイレでポチャン」のリスクが低減され、あとは落下による画面割れにのみ気を遣えばよくなったのも最高。お風呂に持ち込む時ももうケースは不要でしょう(お湯に耐えられるかというと微妙ですが、まあ湯船に落とさなければ大丈夫でしょう)。

ステレオスピーカーで音楽も最高です。

 

カメラの高性能化のおかげで写真撮影・ビデオ撮影もさらに最高!(というのは未検証)。これもiPhone6Sからですが、Live Photoはリア充イベントのときはかなり楽しそう(滅多にそんな日は来ない)なので期待しています。

 

何と言っても、Apple PayのFelica対応のおかげで電車に乗れてコンビニに財布を持たずに行けるのが最高!(これも未検証)。

これらが加わればさらに道具としての価値が高まることでしょう。

 

ホームボタンと3DTouchによる減点がありますが、まあこれは仕方ないですね。慣れるしかないですが、果たして慣れることができるのか・・・。

100点満点中120点としたいところ115点、て感じかな。うん。

 

まだ気がついたことがあれば書いていきたいと思います。それでは。