【レビュー】その後のiPad Pro (10.5)、経過報告(購入から2週間後)
6/13にiPad Proを受け取ってから12日、約2週間が経とうとしています。買ったばかりの頃はみんな大絶賛するに決まっているので、その後どうなのか、書いてみます。半年経ったら触ってもない、ってことありますからね。
この2週間で変化したこと
まずこの2週間で大きく変化したこと。
- 持ち歩くiPadがiPad mini 4からiPad Proに変わった。
- 今まではキーボードは持ち歩かなかった(重いから)けど、Smart Keyboardは常に持ち歩いている。
- キーボードは仮に持ち歩いてても長文書くときしか使わなかったけど、大型化・JIS配列のおかげで高速タイピング・ブラインドタッチができ、Smart Connectorで接続の手間もないので、ちょっとした文章でも気軽にSmart Keyboardを使うようになった。
- 今まではタブレットスタンドは持ち歩かなかった(邪魔だから)けど、Smart Keyboardのおかげでスタンドは常に持ち歩いている(のと同じ)。
- 今まではスタイラスは持ち歩かなかった(mini4では使えないから)けど、Apple Pencilを常に持ち歩くようになった。ただし以前より使うようになったかというと微妙(しっくりくるアプリがない)。
という感じで、Smart Keyboardが本当に良い買い物すぎて感動するレベル。価格が高すぎなければiPad Pro所有者全員に薦めたい。
そのくらい生活が変わった…というのは言い過ぎですが、持ち歩きに対する懸念事項がかなり解消されたので、自宅以外でもiPad環境が充実しています。
気になる点(文字入力、ディスプレイ、ネットワークなど)
Smart Keyboard運用を絶賛する私ですが、文字入力周りで気になる点もなくはなく。たとえば以下。
- iOS & Smart Keyboardだと予測変換候補は「スペースキー」でフォーカスするが、WindowsやmacOSの場合は「タブキー」が割り当てられており、ややこしい。ついくせでタブキーを押してしまって、こんがらがる。
- Smart Keyboardで入力している時、何が原因かわからないが、先頭の1文字目だけ英字で確定入力されてしまう。例えば「ブログ」と打つとしたら「bログ」になってる。Bluetoothなら途中で断線したのかなと思うけど、Smart Connectorで有線接続だからな…。原因を早く知りたい。
これらは我慢できるレベルではあるが、やはり悩ましい。まあ普通のBluetoothキーボードでも発生している問題ではあるので、どちらかというと、iOSの問題。
ディスプレイだと以下。リフレッシュレートの問題はゆっくり書き込んでいるときは気にならないけど、ある程度早く書く癖がある人は気になるはず。
- リフレッシュレート120Hzがやっぱりすげえ。未対応アプリは早くバージョンアップしてほしい。
- 反射防止がすげーって思ってたけど、強化ガラスフィルム貼ったら実用性下がるレベルで反射しまくるので剥がしたい。
- 12.9→10.5なので、動画はやはり小さく感じてしまう(iPhone7Plusだと気にならないのにiPadだとなぜか気になる不思議)
そもそも10.5インチというのはどうなの、という方もいるかもしれませんが、そもそもディスコンになった9.7インチiPad Proを私は所有していなかったので、画面が大きくなった云々はあまりピンと来ていないですね。大きさだけで言えば12.9インチとのギャップが気になるんだけど、圧倒的に軽くて、気軽に持ち運べるので、そちらのメリットが大きく問題視はまったくしていない。
持ち歩くと言えばネットワーク。
- セルラーモデルにしてて本当に良かった。持ち歩くといっても、カフェや飲食店で使うのがメインだが、都内の店でも無料WiFiがなかったり、あっても遅すぎて使い物にならないことが多いので必須。
- 現状、0SIMを挿しているが、あっという間に500MB(無料枠)を超えそう。なので、ワイモバイル+iPhone7Plusの組み合わせだと、テザリングできないのが地味に痛い(WiFiルータは電池切れてたり、持ち歩いてなかったり、使いたい時に使えない…)。早く追加SIMを契約しに行かねばならぬが、月初に契約した方が得なので今週は我慢。
まあこれはどちらかというと、ワイモバイルに対する不満だな。
ニッチな点で言えば以下。
写真はやはりPowerShot G7X Mark IIの方が圧倒的に綺麗なので、できればG7Xm2で撮影した写真をブログに載せたい。けど、WiFi連携でiPadに送ると、カメラ側の操作が毎回必要なせいで煩わしい。 Bluetooth連携機能があればiPhone/iPad側で処理できる(らしい)ので、Mark IIIが出たら早々に買い換えたいレベル(迷ってたG9X mark IIには搭載されている機能)。それか、SDカードを無線LAN対応のものに変更するか…なんだけど、もはやブームは去ってしまい、選択肢が少ないし高いんだよなあ。iPad ProにSDカードリーダーをつけるのもありかな。
iPad Pro 10.5インチを買ったら、今まで使っていたiPadは…?
あとは、使い分けに関して。
- iPad Pro 12.9インチが完全にベッドのお供になった(Youtube動画はやっぱり12.9インチが楽しい)。というのも、持ち歩く必要がゼロになったおかげ。移動させないので当然、定位置にある。
- iPad mini 4はエアロバイクのお供以外に使い道が思いつかない
意外なことに、12.9インチのiPad Pro(旧型)の利用頻度が上がりました。
完全にエンタメ系用途では最強のサイズ感。重いけど*1。うまく使い分けができるようになりました。持ち歩き用=10.5インチ、持ち歩かない用=12.9インチという感じで。なので、今度はminiの立場が…。まあエアロバイク漕いでいるとき暇なので、エアロバイクに固定設置しておくかな。
もちろん300gという絶妙なサイズはたまらないのですが、中途半端なんですよねえ…。mini 5が出るという噂もありましたから、次の進化に期待しましょう。
使い分けするうえでネックなのが以下。
- Apple Pencilはマルチペアリングに対応してほしい。
iPad Pro複数台持ちの人はみんな悩ましいはず。Apple Pencil 2的なもので対応されるかな? Smart Keyboardは無線接続じゃないので、共用も簡単なんですけどね。
恐ろしいことにiPad Proはさらに進化する…もしかしたら来年も…
最後に。
- 早くiOS11を提供開始してほしい
- 満足度高すぎて次のiPad新モデルを買う口実が思いつかない
10.5インチのiPad Proのレビューワはみんな言うことが同じですね、概ね満足度が高く、iPad製品の決定版と言えるでしょう。
しかし、WWDCで同時発表されたiOS11の新機能では、iPad Proをさらに有効活用できそうな「Dock」や「マルチタスク」、「Drag & Drop」などがいっぱいありますから、またそこで再評価されそうです。というか絶賛の声がさらに増えそう…。まあ、AppleとしてもユーザとしてもiOS11登場はiPad Pro新モデルの「リローンチ」として位置付けられることでしょう。楽しみです。
が、これだけ満足度が高いと次はどうなるんだろう。
過去の記事まとめ
*1:新型は30gくらい軽くなりましたが、店頭で持ち上げてみたらすごく軽くなったように感じましたね。羨ましい。