【レビュー】MacBook(Mid 2017)を購入して10日使ってみました。
先日フライングで記載しましたが、念願だった12インチのMacBookを先々週に購入しました。もちろん2017年製(Mid 2017)です。
使用を開始して10日経ちましたので、ファーストインプレッションを記載します。
構成一覧
比較項目 | CTO(梅) | CTO(松) |
---|---|---|
CPU | Core m3 1.2GHz 2Core | Core i5 1.3GHz 2Core |
CPU (Op) | Core i5 1.3GHz 2Core Core i7 1.4GHz 2Core |
Core i7 1.4GHz 2Core |
メモリ | 8GB(16GBに変更可) | 同左 |
ストレージ | 256GB(PCIe) | 512GB(PCIe) |
GPU | Intel HD Graphics 615 | 同左 |
価格 | 142,800+税〜 | 175,800+税〜 |
2chを眺めていると、「梅(標準)」「梅+メモリ16GB」「特松(松+フルカスタマイズ)」が人気みたいですね。16GBが選択可能になったことを喜んでいる方が多いようです。
第7世代のKaby Lakeになり、CPU性能が向上。タブレット向けのYプロセッサながら、梅モデルのm3ですら、昨年発売されたばかりのMac Book Pro(13インチ・Late2016・Touch Barなし)とCPU性能はほぼ同等、として個人的にはそこが一番惹かれましたね。
この先どんどんYプロセッサの性能は上がっていくことを考えると、特松はうーん…。2016年モデルの特松を2017年モデルの梅が性能的には上回っており、今後もラインナップが続くとすれば「長く使う or ヘビーに使うなら特松」「それ以外なら梅で十分」ではないかと思います。性能を求める方はMac Book Proの方が良いですね。
というわけで私は梅構成にしました(以下の構成)。
製品外観
というわけでまずは外観。
第一印象として、薄い!軽い! これが最高です。さすがのAppleデザイン。USB-Cコネクタとイヤホンジャック以外は本当に何もありません。非常にスッキリしています。この薄いボディに何から何まで詰まってるんですからすごいですね。
店頭で何度も触っていたので、このサイズ感や軽さは十分知っていましたが、それでもなお圧巻です。
重さは公称通り、実測でも920g
色はローズゴールドにしました。iPad Proもローズゴールドにしていたので、それと合わせてみました。
が、目に見えている部分もピンクなので、使用感として印象が違いますね。iPad Proの場合は前面は白なので特に意識することはなかったのですが、MacBookだと前面下部(キーボードやトラックパッドのある方)の塗装がピンクなので、常にピンク色が目に入ってきます。
第二世代バタフライキーボードの実力は・・・?
キーボードはUS配列がカッコいいなあと思っていましたが、「英数」「かな」キーがなくなると不便ですからいつも通りのJIS配列としました。
しかしこのバタフライキーボード、第一世代の旧モデルを店頭で触ったときは「ふうん…まあすぐなれるっしょ」って感じでしたが、自宅で落ち着いて触るとかなり癖が強いですね…。長文を書いていると手首や指先が痛くなることも。第二世代になって改善した、ということでしたが、うーん、慣れるのかな。少し疑心暗鬼です。
iPad Pro + Smart Keyboardと比べれば、疲労は少ないです。macOSなので、いつもの感じで入力できます。
普段の運用を考えると、それぞれで一長一短あって、悩ましいですね〜。両方持ち歩かないといけないなら、iPadを選ぶかな?
念願のRetinaディスプレイはやはり美しい!
ディスプレイは念願のRetina Display! iPhoneやiPadで慣れきった高DPIな世界がMacでもようやく体験できます。Windowsでは高解像度でもアプリによってボケボケになることが多いですが、Macはそんなこともなく非常に見た目が美しい。特に文字周りが最高です。
サイズ感はやはり12インチということで小さめです。基本的にガッツリPCを触るときは24インチや27インチのディスプレイを自宅や会社で使っていますから、13インチのラップトップを会議室や出張先で使うと「小さいなあ」と常々思っているので、12インチとなるとなおさら小さく感じます。
まあ、ガッツリ系の作業は予定していないので、問題ないです。
MacBookはいずれのモデルもそうですが、ベゼルがもう少し細くなればいいんですけどね。画面をその分大きくしてほしい。
あと、開く角度が少し狭い。180度まで開きたい。
バッテリはロングライフでiPad的に使える
バッテリは10時間もちますとなっています。実際にそのくらいもつかどうかは未検証ですが、感覚としてはそのくらいのバッテリの減り具合。ライトな使い方かつ日帰りなら、電源を持ち歩く必要はないでしょう。Yプロセッサで消費電力が低いからかな?(なんとTDP 4.5W)。MacBook Proのときは電源を常に確保してないと不安でしたが、MacBookはへっちゃらです。
しかもUSB-C充電なので、モバイルバッテリも使えますし(PD出力対応はまだ少ないけど・・・)、Galaxyやニンテンドースイッチなどのものも流用できますから、うっかり充電し忘れていても、救済可能性は高いです。
MagSafeは便利でしたが、汎用性がなかったのがな。
その2点+ボディの軽さ薄さで、iPadみたいな感じで使えるmacOSラップトップですね。実際、先週は後半が忙しすぎて4〜5日くらい触ってませんでしたが、バッテリは全然減ってませんでした。iPadはスリープ中もバックグラウンドでいろいろ動いて通知してきたりするので、むしろiPadの方が電池くってる可能性もある?
総評
無印MacBookの従来からの課題であった性能はモデルチェンジを重ねてどんどん改善され、とうとうボトルネックではなくなった。製品の最大の特長である「920gという軽さ」をストレスなく享受できる。そしてボディデザインとディスプレイがとにかく美しく、快適そのもの。使っていて嬉しくなる、そんな魅力がつまったmacOS製品になっています。
特にバッテリ周りの使い勝手の良さが抜群。iPad的に使い倒せるところが非常に良いです。
購入を躊躇するとしたら価格。旧モデルと比べても値上げされており、最安値でも税込で15万円を超えてしまう。安いMacはMacBook Airがまだ併売されており、iPad Proをコンピュータとして売り出していることからそこを勧めているのだろう。となると、それなりにプレミアムな製品をMac系は提供していきたい、ということか。そこに消費者がついてくるかどうかで、来年以降のMacBookのモデルチェンジに影響しそう。
さて、最後に要望。
- LTEモジュールを内蔵してほしい。
- 生体認証(特にTouch ID)に対応してほしい。パスワードもう入力したくない。
- Apple Watchいつもしてると思わないでほしい。
Surfaceや他社PCですでに提供されているものなので、差別化になるわけではありませんが、どちらも喜ぶ人は多いはず。
USB-Cコネクタはできれば2基ほしいというのも入れようと思ったけど、まあ1基で困るかというとそうでもなかったり…。ハブで十分かな。