デジモノ みんろぐ

デジモノ系の話題を書いてます。スマホ、PC、タブレット、ゲーム機だと財布の紐がゆるみやすい傾向あり。

【レビュー】大本命トイドローン「Tello Powered by DJI」を購入したぞ

買いましたのでご報告。

200g未満トイドローンの大本命「Tello」が日本でもとうとう発売開始

国土交通省がドローン等の無人航空機を想定して航空法が改正されましたが、その規制内容の対象となるドローンは総重量200gを超えるものとなっています。

www.mlit.go.jp

200g未満のものは、風に弱いですし、本体が小さいことから低スペック・飛行可能時間が短く、トイドローンと呼ばれています。今まではDobbyがその代表格でしたが、5万円程度とかなり高価で、トイと呼ぶ割にはなかなか気軽には手が出しづらい製品でした。【国内正規代理店品】Zerotech ポケット セルフィードローン Dobby デラックス版 D100B-H

そこにRyzeTech社が、ドローン最大手のDJIやIntelと協力して開発した「Tello(テロー)」が1月に発表され、とうとう日本でも今月から発売を開始。DJIストアで仮予約はしていたものの、先にAmazonで予約が開始されるなど、購入を予定していた方はやきもきしていたことでしょう。Amazonでも予約はしておりましたが、発送予定が4月に延伸され、少し購買意欲が下がっていたところに、先週、いきなりDJIストアから予約開始のメール連絡があり、「2~5営業日以内」の分で予約できたのでした。
ネットを見ている限りでは、正規分ではおそらく1次出荷じゃないかな?

store.dji.com

DJIストアも執筆時の時点で「発送予定:入金確認後15~20営業日」となっており、1か月待ちになっています。

いざ開封

ここからは写真も交えて。

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ものすごく簡素なパッケージです。同梱物は

  • 本体
  • プロペラ
  • プロペラガード
  • バッテリー
  • プロペラ取り外しツール
  • クイックスタートガイド(日本語対応)

という感じ。機体本体にすでにプロペラとプロペラガードは取り付けられており、スペアのプロペラが別で入っていました。
なお、クイックスタートガイドは本当に最低限の内容です。詳細なマニュアルは公式サイトから入手可能です。

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パッケージはすぐに捨てるタイプなので、どうでもいいですが、フィルムが剥がれておりました。
普通の企業だったらアウトレット品扱いにすると思いますが…。

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一応、ラベルを見ると「Tello (JP)」となっていて、日本向けのSKUになっています。

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というわけで、じゃーん。バッテリはすでに取りつけた状態です。

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カメラは500万画素、動画は1280*720 (30P)まで。ジンバルはついていませんし、そもそも屋外は無風状態じゃないと飛行がつらいので、空撮狙いなら上位機種を選びましょう。

カメラの横にステータスインジケーターがついていて、状態はここでわかります(クイックスタートガイドに一部の色しか記載してないですが)。

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裏側には「ビジョンポジショニングシステム」としてカメラがついています。赤外線かな?

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電源ボタンはサイドに。ちょっと当たっただけでも反応してしまいますし、短押しでも判定されてしまうので、ここは改善してほしいなあ。
反対側には給電用のmicroUSBポートがあります。

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特にサイズを気にしていたわけではないですが、Mavic ProやSparkのイメージがあったので、思ってたより小さかったです。 本体部分は、Apple TVのリモコンよりさらに小さい。半分くらいと言ってもいいくらい。

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重さはバッテリ込みで88g。公称80gですのが、結構ブレがありますね。

まずは室内で飛ばしてみる

室内にせよ室外にせよ、フライト時は、DJIなどが用意してくれている事前点検項目や注意事項をよく参照しましょう。また、トイドローンとはいえ、無人航空機に変わりはありませんので、ルールの有無にかかわらず、周りの方への十分な配慮と、万が一のトラブルに備えてドローン保険の加入も検討してください。

www.dji.com

で、iPhoneにTello Appをインストールし、TelloとWiFiで接続してセットアップ。操作はこのアプリでWiFi経由で実施しますが、物理コントローラが必要な場合はGamesir社あるいはAppleが認証したMFiマークつきのBluetoothコントローラを購入してください。

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アプリはすべて英語で、日本語化はされていないですが、まあ簡単な英語が読めれば大丈夫です。

で、早速飛ばしてみますが、う~ん、独特の操作が難しいですね。ドローンは初めてなので、できればDJIが用意する練習用教材で一通り操作に慣れてみるのがいいかもしれません。
設定をSlowにしていても、少し仮想スティックを倒すだけでかなり動くので、ちょっとずつちょっとずつですね。プロペラガードがあるので、少しの衝撃は大丈夫ですが、草木や家具などにプロペラが絡むと大変なことになるので、気を付けましょう。
プロペラはすぐにボロボロになりそうです。

専用アプリにVRモードが用意されているので、スマホ対応VRをお持ちの方はチャレンジしてみてもいいかも。私はVR本体にスマホを差し込むものなら持っているので、Bluetoothコントローラ(注文済)が届いたら広い場所で試してみようかな。

まとめ

というわけで、いったんここまでとします。

いやー、初ドローン。面白いです!
自室を今まで観たことのないアングルで眺めるのが楽しいです。広い家や屋外ならもっと楽しいはず。やはり「新しい体験」に関する散財は、やるべきですね。

まあ操作は練習が必要だし、航空法の規制範囲外とはいえマナーやルールもあるので、その点は十分に留意して使う必要があるでしょう。暗いところで飛ばしてみたら、ポジショニングが正常に取れずに変な方向に飛んでしまい、手で捕まえようとした際にフライト中のプロペラに触れてしまいましたが、結構しばらく痛かったですよ(出血や跡が残ることはなかったです)。

Telloも1年間無償で自賠責保険がついてくる、みたいなニュースもありましたが、少なくともDJIやRyzeTechのHPにはそのような記載が見当たらないですねえ…どうなんだろう。

ちなみに

フライト時間は、無風で15km/hで飛んだ場合に約13分とのこと。ぎりぎりまで飛ばすのはやめておいた方がいいので、まあ10分程度と思っておいた方がいいですね。風が強い場合は、ドローンもポジション維持で頑張ってくれるので、もっと短くなるでしょう。最大速度は28.8km/hですが、そこまで頑張ったら何分になるのやら。とはいえ、あまりに小さなボディなので、このサイズ感なら意外と長いくらいです。

がっつり使うなら予備バッテリは必須ですね。なにせ、1回の充電で90分もかかります。

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残念ながらそもそも予備バッテリ自体がまだ正式販売されていないので、とりあえず「仮予約」だけしておきました。

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DJIストアには記載はありませんが、パッケージ裏面にはアクセサリが紹介されています。その中に「バッテリ充電ハブ」なるものが掲載されており、3本のバッテリが挿せそうです。さすがに急速充電・同時充電に対応?
長時間楽しむなら予備バッテリ*3+バッテリ充電ハブが必要でしょうね。

純正品にケースがないのが残念。サードパーティから専用ケースがAmazonで出品されているようなので、適当なものを買ってみます。まだ発売したばかりなので、あやしい業者に当たらないように注意しなければ…。