【レビュー】キヤノンの高級コンデジ「PowerShot G7X Mark II」を箇条書きレビューする
今更ですが、昨年5月に購入してから10ヶ月ほど経ちましたので、キヤノンの「PowerShot G7X Mark II」について箇条書きレビューしたいと思います。
良いところ
- 単純に写真・動画が美しい。オートでもそれなりにいい画になる。設定項目も多い。手ぶれ補正もそこそこかかる。
- 開放でf1.8-2.8とめっちゃ明るい。暗所であっても多少ノイズは乗るが、現実的な画質で明るく撮れる。
- 焦点距離 24-100mmと万能。どんなシーンにも対応できる。
- 欲を言えばもう少し広角になるともっといい。けどそれはGo Proの仕事かな
- ホットシューこそないものの、内蔵ストロボが可動式なので、外部ストロボとマニュアル同期できる。
- 319gで軽いのでカバンにサクッと入れられる。一眼レフカメラ+レンズ数本だとあっという間に数kgの世界です。
- microUSBで充電できる。バッテリも十分(さすがに1日中となると不安)。
- モニタがチルトするから自撮りしやすい。ミニ三脚と組み合わせての俯瞰動画が撮りやすい(結婚式や大規模懇親会などのイベントで大活躍)。
- 「プラスムービーオート」が最高に良い。 iPhoneのカメラのLive Photoのような機能で、シャッターを切るまでの4秒間が1つの動画になっているので、あとから見返すと良い映像が手元に残る(専用モードにしておく必要はあるのは残念)。
- デザインもカッコいいし、グリップがついているので持ち心地も悪くない(ミニ三脚握っている率の方が高いけど)。
1インチサイズのイメージセンサーを搭載するデジカメにもかかわらず、5万円台で入手できるというの が素晴らしい(機能差があるので単純比較はできないが、ソニーのRX100 Mark Vなら10万円コース)。
冬ならアウターにだって収まるサイズ感で手軽にどこにも持ち出せる。ミニ三脚とセットで持っているので、写真も動画も少人数も大人数も、なんでも対応できる。暗所や手ブレにもそこそこ強い。iPhone/スマホとは別に、「カメラ」を持つ気になれる。
悪いところ
- ライン入力端子がない。
- 4K動画撮影不可。
- Bluetooth連携不可。
- 「プラスムービーオート」について
- 物理ファイルは1ファイル/日になっていて、複数の撮影シーンがある場合は切り出しが大変なのは残念。
- おまけ機能とはいえ、720pなのもいただけない。
- SDカードの向きがどっちが正しいのかわかりづらい。
- ミニ三脚つけたままだとSDカードを取り出せないのが面倒。
- 電池蓋のロックが甘い。
動画を本気で撮ろうと思ったら外部マイクを使いたいところだが、ライン入力端子がそもそもないので、内蔵マイクを使わざるを得ないのは残念(ほとんどのデジカメにはついていないと思うけど)。あとは、4K環境が手に入ったので、4K対応かどうか(+60fpsいけるかどうか)をかなり気になるようになってしまった。
Bluetooth連携機能は後に発売されたG9X Mark IIなどでは対応されているので、単純に間に合わなかっただけかな。いちいちカメラ側を操作するのは面倒なので、スマホ側だけの操作で写真を取得できるようにしてほしい。WiFi連携には期待していたけど、このあたりの使い勝手が気になるし、転送にそれなりに時間もかかるのであくまでも緊急避難的に鹿使っていない。結局SDカード経由で取り出すことが多い。WiFiで送信したあとにMacの写真アプリにインポートしたときに重複して取り込まれる気もする。
まとめ
とにかく撮るのが楽しいカメラです。とっても簡単に綺麗な写真・動画が撮れる。明るいレンズで基本性能が高いので、撮影にストレスがないです。それでいてカバンの邪魔にならないサイズ感が最高。もちろん性能や機能だけで見れば、上には上がまだまだいますが、この300gで軽くて小さなボディとのバランスが非常に優れていると思います。
iPhoneも、1年前のiPhone7Plusでだいぶ進化してこれはやばいなと思ってたけど、iPhone8Plus/Xもさらに進化して毎年のようにその差は縮んでいっています。とはいえ、巨大なセンサー+独自映像エンジンを搭載したカメラにはまだまだ勝てないレベルだと思うんですね。もちろん「自分が思い出を記録するうえで、どのレベルの画質なら十分だと思えるか」という問題なので、「このくらいの差ならiPhoneで十分」と思う人がいてもおかしくはないですが、なかなか店頭ではその違いがわかりづらいのが悲しいところです(モニタは小さいし、試し撮りしてもお店はかなり明るいし)。
このカメラを使うようになって、写真って楽しいなあと久々に思い出しました。
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2016/04/21
- メディア: Camera
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ご参考までに、購入したばかりの頃の感想。
【プチレビュー】マルチモニター+好きな壁紙で「ClockDesk」が最高
1万円台の液晶モニタをもう1台買い増ししまして、今は自宅ではマルチモニタにしています。会社だとマルチモニタ不要論を唱えていますが、自宅だとYoutubeをPCでだらだら観ながら作業をすることがありますし、ゲーム中の調べ物などにもいいですね。
で、ですよ。macOSだと時計はメニューバーにあるのですが、時間をさっと確認したいときにすぐにわからないんですよね。私はフルスクリーンモードを多用しているので、メニューバーは常時表示はしていません。時間が知りたいとき、非常に不便でたまにAlexaに教えてもらったり、手元のApple Watchを観たり。
一時期は小さな置き時計をモニタ下に置いてたんですが、それはそれで邪魔だし、バックライトはボタンを押さないと点灯しないので、あまり使ってませんでした。
で、最強のアプリがこちらです。
ClockDeskというアプリなのですが、デスクトップの好きなところに時計を表示できます。
背景にブラーをかけることができ、ブラーの強さもスライダで変更可能です。なので、向井地美音ちゃんのオフショット写真に弱めのブラーをかけて普段は使っていますが、眼福です。一応、ブラー強めにしましたが、本当はもっと弱目がおすすめですw
Positionは垂直方向・水平方向からそれぞれ3つずつ、合わせて9パターンから選べます。文字サイズ、フォント、色、シャドウ有無なども選べます。日時表示なら、「非表示」「曜日表示」「年表示」がそれぞれ設定可能。時計表示なら、「非表示」「秒表示」「24時間表記」が選べますので、最低限の設定は可能です。マルチモニタの場合、すべてのモニタに表示させることもできますし、どのモニタに表示させるかの指定も、OK。
これが360円なのですからとってもお得です。
実際の使用イメージ。お気に入りの写真は常に表示しておきたいじゃないですか、フォトフレーム的な意味で。このアプリなら両方満たせますし、ぼかせるのがまた良いです。ぼかし具合も日によって変えてみると面白い。ぜひお試しを。
【戯言】デスクトップPCを新調するぜ 初めてのグラボ搭載マシン
プライベートでは久しぶりですが、WindowsのPCを買うことにしました。
グラボ載ってるPCほしいなあと思い続けて数年…いや十数年? PCデスクが広くなったので、とうとう買うことにしました。特に今はSteamの台頭で、日本でもPCゲームが人気ですからね。
the比較さんによると、「高コスパなゲーミングデスクトップはパソコン工房が良い」ということで、確かに同スペックで比べれば他社より安い(デルオンラインストア+クーポンつけても、さらに安い)。レビュー記事読んでも、いくつか注意事項はあったものの、極端なデメリットには感じられなかったので、決めました。
選定基準は…
- 第8世代のCoreプロセッサ
- GeForce GTX 1060以上
- 欲を言えば1070Ti
- どうせなら1080Ti。4Kモニタも144Hzモニタも持ってないけど
- もうすぐ出ると言われて久しい2000番台へのアップグレードを見据えて最低限でもいいかな
- C/Sゲームもそんなに長時間やらないし、そこそこ快適に遊べればいいかな
- メモリ
- 16GB以上
- そのうち、自分で32GB・64GBにしてもいいし、まあとりあえず16GBで。
- ストレージはNVMe M.2接続
- 電源
- GPU拡張は見据えて余裕をもっておきたい
こんな感じで。
購入したのは…
パソコン工房 Level∞ R-Classです。
the比較さんのレビューは以下。
最終的に
- Core i7 8700K
- GeForce GTX 1060
- 16GB DDR4-2666 8GB*2
- 250GB SSD / NVMe M.2
- 1TB HDD / 3.5インチ Serial-ATA
- DVDスーパーマルチドライブ
- 700W [80PLUS BRONZE認証] / ATX電源
- 水冷クーラー
としました。日曜の朝に受注連絡があったので、まあ週末には届くでしょう。わくわく。楽しみです。
続きを読む【プチレビュー】ニンテンドースイッチの軽量HDMIアダプタを買ってみた
scorelさんの「コンパクト Type-C アダプター(Nintendo Switch専用バージョン)」を購入しました。
ドックがデカすぎて邪魔なので、ドックなしでテレビにつなぎたい問題
ニンテンドースイッチ、人の集まるところに持っていくと盛り上がるので持っていくのですが、「ドッグ」がめちゃくちゃデカくて、大きめのカバンでもかなりのスペースを占有してしまいます。かといって、スイッチのHDMI出力やUSB-C電源仕様は特殊になっていまして、PCやスマートフォン向けに出ている一般的なアダプタではTV出力も電源供給もできませんでした。
このあたりを解決した製品も、一応、昨夏頃に中国などで登場していたはいたんですが、輸入代行サービスを使う必要があったり、品質もあまり良くない、ということで敬遠していました。
が、やっぱりドックが邪魔すぎると。国内のサードパーティ製品からもドックのアクセサリが出てきましたが、異常に高価で評判も良くない。さすがの中華製品もそろそろ品質も安定してきているだろう、ってことで物は試しに買ってみたのでした。
買ってみた
で、この手の製品は、いくつかパターンがありましたが、「安い」「最低限の機能がある」「かさばらない」で現状ベストなのがこの製品かなと。
似たような製品もありますが、評価が良さそうなScorelの製品を選びました(が、Amazonのレビューはステマが多くて、あまり当てにならないので、参考程度にしましょう)。
開けてびっくり。ものすごーく小さいです。フリスクくらいの大きさで、荷物の邪魔になることはありません。スイッチ用のポーチの中に入ります。意外と質感も悪くないですね。
たぶん次は、HDMIケーブルを持ち歩くのが憂鬱になるでしょう。
モニタ接続してみた
今回はテレビではなくPCモニタに接続してみてます。
- 本アダプタのUSB-C(メス)にスイッチ純正の電源ケーブルをつなぎます。 ※純正品を使うように本アダプタの説明書に記載あり
- 本アダプタのHDMI(メス)にHDMIケーブルをつなぎます。
- スイッチ本体下部と本アダプタを接続します。
とまあこんな感じ。「順番を間違えると、TVモードにならない」とレビューでありましたが、特に順番を変えても問題なく接続できました。
ただ、なぜか1080pになっていなかったので、解像度の設定を1080p固定に変更しました。それ以外は問題なし。音声もちゃんとモニタのスピーカーから出ていますし、スイッチ本体のヘッドフォン出力端子にイヤホンを挿せばそちらに切り替わります。
給電中はほんのり熱くなりますが、この手の製品はどうしても熱がこもりますから仕方ない。耐火素材みたいですし、排熱穴もたくさん空いているので、当面は問題なさそう。夏はどうでしょうね。
ちなみに、USB-Aポートが1つついているので、有線LANやワイヤレスマイクなどの接続に使えるでしょう。
電源供給をやめるとTVモードも解除される
おそらくUSB-Cのalt modeを使っているせいかと思いますが、USB-Cの通電がない場合はTVモードも解除されてしまいます。この状態で使えれば、スッキリとした見た目になるのですが…残念。内蔵バッテリだけでTVモード続けた場合、電池がそんなに持たないはずなので、まああきらめるしかないですね。
まとめ
モニタ周りがごちゃごちゃするので、普段はやはりドックがいいですが、持ち歩き時は荷物が減るので良いですね。これが3000円もしないなら、これもあり。
※2019/1/31現在、販売が終了しているみたいです、同等品を掲載しておきます。
ちなみに上記レビュー品は現在も順調に動作しています。純正の電源ケーブルと併用しています。
【戯言】買い足しました
2台目の…
「Google Home Mini」の2台目を買いました。
ビックカメラのキャンペーンでテレビを買うともれなくGoogle Home Miniがもらえるということでゲットしたものです。
「チャコール」に次いで「チョーク」をゲットです。本当は「コーラル」が良かったのですが、コーラルはGoogleストア限定販売で、ビックカメラでは売ってなかったので仕方なく。
「チャコール」は引き続きPCデスクに。買い増しした「チョーク」はキッチンに置くことにしました。洗面所がすぐ隣なので、風呂上がりや調理中などに便利に使えそうです。
こんなことなら最初のチョイスは、通常サイズの「Google Home」にすべきだったな。すぐに試したいのをこらえて、数週間Miniの発売を待ったのに。しかも先日は期間限定で半額になってたし…。まあそれで業界が盛り上がるならいいことですね。
スマートスピーカーに散財気味
スマートスピーカーに割とハマっていまして、どう使っているかはレビューを書きたいなと思いつつ、そのままになっています…。
「Google Home Mini」に「Amazon Echo」や「eRemote mini」が加わり、また「ラズベリーパイ3」も購入済(USBキーボードがなくてセットアップできていない)という。ワンルームでそんなに何個もスマートスピーカーが必要なのかという話ではありますが、デジタルハーレムで生活も少し良くなっていると思います。基本的にはクラウド側で処理された結果が返ってきているので、これからどんどん進化もするでしょうし、いろんなデバイスとの連携が楽しい(意外とまともな選択肢は少ないんだけれど)。
Appleからも「HomePods」が出てきますし、AmazonもEcho Showなど日本未展開のデバイスが。今後も割と早いスピードでどんどんトレンドが変わっていく、という時期がしばらく続くかもしれませんね。
楽しみです。
【戯言】サイバーマンデーで買ったもの
みなさん、Amazonのサイバーマンデーで何を買いましたか?
私は念願のこれです。Ankerさんの「PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」。
MacBook買って以来は、モバイルバッテリーやUSB電源アダプタ関連はUSB PD対応しているかどうかがポイントになりました。将来的にはiPhoneやiPadの急速充電もやりたいですし(あまり必要性を感じず手を出していませんが)。
AnkerのUSB電源アダプタのPowerPortシリーズは会社で1個、家で2個を使っていますが、USB-PD対応製品は持っておらず。MacBookの純正アダプタで普段の電源運用に問題はないですが、持ち歩くときにはケーブルボックスから取り出すのがかなり面倒だったので、もう1個買いたいなと思ってました。
が、3999円で販売されていてめっちゃ高い!ので、躊躇していたのですが、サイバーマンデーでちょうど1000円引きになっていたのでこれ幸いと購入してみました。
じゃーん!
まあこのあたり…特にネタもなく。置き換えて完了です…。
「PS4 Pro」や「Fire TV 4K」などを狙っていたのですが、特にサイバーマンデー対象になっていなかった…。あとはPCモニタですが、これも絶妙に条件が悪く…。
消化不良です。ちーん
【レビュー】PCバッグなのにめちゃくちゃ小さい!「ひらくPCバッグnano」が届いたのでファーストインプレッション!
みなさん、買いましたか? SUPER CLASSICの「ひらくPCバッグnano」。ぐるどん民になると、いろんな散財の影響を受けてしまって困りますね。開発秘話がウェブ掲載されていってからどんどん気になる存在になってしまい、いきなり販売開始になったので即ポチしてしまいました。
ちなみに、私自身は「ひらくPCバッグ」シリーズのバッグはこれまで使ったことがなく、今回のnanoが初めてです。なんとなくタイミングを逃してきたのと、デザインがあまり好きではありませんでした。
はじめに
私にとっての「PCを持ち歩く」ということ
私は、基本的には出張のとき以外はPCを持ち運ぶ習慣はありません。最近はなるべく出張の時も「必要がなければ」PCを持っていかないようにしています。PCだけならまだしも、マウスやACアダプタ、電源コード、WiFiルータなどを持ち運ぶ必要があり、荷物がかさばるうえカバンが重くなる。機動性が悪くなってしまいます。私物ならいいですが、仕事用だったら紛失や盗難も怖いですね。
とはいえ、PCを持ち歩くことはなくはないので、スリーブケースにPCを入れて大きなカバンに入れて持ち歩いていました。それだとかさばるということで、ここ2年くらいはPC収納ポケットがついているカバンをいくつも買いあさっております。 本当にいろいろ買いましたが、結局はincaseという会社の「City Compact Backpack」というバッグパックが一番気に入っています。
少しだけ「Incase City Compact Backpack」をご紹介
incaseさんはMacBookのスリーブケースでおなじみのメーカーで、Apple Storeにも必ず置いてあるのでは。このバックパック「Incase City Compact Backpack(Gray)」も、Apple Storeで販売されていたもので、2016年2月に購入しました。今はもうApple Storeでは販売されていないですが、Amazonや楽天などで今でも購入可能です。
メインポケットの背面側に、公称で15インチまでのラップトップが入ります。同社のスリーブケース同様、PCポケット部分はフリース生地になっていて触り心地も良いですし、「360 PROTECTION」となっていて耐衝撃性が期待できます。私はここにラップトップPCやタブレット(12.9インチiPad Pro)を雑に突っ込んでいますね。保護性能がどこまであるかはわかりませんが、バックパックなのでそこまで神経質にする必要はなさそう。
スリムなシルエットですが、大容量でかなりたくさんの荷物が入ります。男性の1〜2泊程度の荷物なら問題なしですね。当時は11800円+税で、かなり安いのですが、質感も機能もまったく問題ないです。ポケットも多いです。なので、いろいろ買っても、結局これに戻ってきてしまうんですよね〜。
PCケース部分にPCを入れてる率は月に数回で、ほとんどは普通のバックパックとして使っています。
PCバッグ、バックパックの問題点
が、バックパックに共通の問題ですが、底が深すぎて、物を出すときに手間取るんですよね。探し物が底の方に隠れていることなど、しょっちゅう発生しています。車のカギがないとか、スマホがないとか、財布がないとか…。メッセンジャーバッグも同様で、縦か横かという違いだけですね。カバンの中がごちゃごちゃしがち。なので、なるべく物を減らすようにしたり、複数のポーチを使い分けたり、バッグインバッグを使ったり、いろいろ工夫しているのですが、それぞれにデメリットもあり…。
あと、何かとカバンをいちいち下ろす必要があって、できればカバンは背負ったまま、下ろすのは最低限に留めたいです。なので、iPhoneや財布など頻繁に出し入れするものはポケットに入れるようにしていますが、これまた邪魔なんですよねえ…。
このあたりは、incaseさんのバックパックがどうのこうのという問題ではないですが、サイズがそこそこある以上は、どうしても上記のような問題が出てきてしまいます。
とはいえ、PCを入れるならこのサイズ感は必須。それなら両手が自由になるバックパックが使い勝手が良く、その制約の中で我慢して使うしかありませんでした。
ひらくPCバッグnanoに期待すること
と前置きが長くなってしまいましたが、「ひらPnano」の登場です。PCを持ち歩くなら「バッグが大きすぎる」問題は我慢するしかない、と思っていた私に、「これだ!」と思わず手が飛び出た製品でした。
冒頭に書いた通り、私にとっての初めての「ひらくPCバッグ」です。アイデアや機能性は好みでしたが、デザインがあまり好きではなかったので、気になってはいましたが、なんとなく手を出していなかった、という感じです。
が、今回のモデルは「もしかして、普段の私の悩みが解消される?!」という期待感から、販売開始日(12/7)に即ポチ。12/8は出張で受け取れなかったのですが、翌日の12/9に受け取れました。
夜になって時間ができたのでいざ開封。今回は4色展開のうち、「ネイビー」を選びました。ネイビー好きなので、ついついネイビーだらけになってしまいます。
開封してみると、ネイビーカラーが美しいですね。まあネイビーと言っても、いろんなネイビーがあるのですが、好きな色合いのネイビーでよかったです。
まず、何と言ってもPCバッグとはとても思えないサイズ感。素晴らしい。13インチのラップトップPCを常に持ち歩くことをそもそも前提にしていないからこそ、ですね。小さい。
とはいえ、10インチタブレットは横にしてもさっと入ります。個人的にはここはさらに小さくして、8インチタブレット(iPad mini)クラスでもよかったかな。
それだけならただの自立しやすいメッセンジャーバッグなのですが、裏にポケットが隠れており、それを引き出すと13インチラップトップが入るようになっています。
少しダサいのですが、あくまでも緊急用という位置付けなので、それでいいのです。いつもは使わない機能で、「急遽PCを家に持ち帰らなければならなくなったとき」など、例外的に使うことを想定しているわけですから。
また、ひらPシリーズのおなじみの機能ですが、自立しやすい形になっているところや、メインポケットのファスナーを開けるとパカっとフタが折れて、ペン立てのように中の荷物にアクセスしやすくなっているところがいいですね。カバンを机の上に置く習慣は自分にはないですが、カフェなどでソファ席なら自分のサイドに置いて使うと便利そうです。
そしてショルダーバッグ的に使えるので、必要なときにすっと体の前にカバンを持ってきて、中の荷物を取り出すことが可能です。そのサイズ感でPCを持ち運べるところが素晴らしい。
まさにこれが私が欲しかったもの。
実際に入れてみた
というわけでいろいろ入れてみます。
とりあえずバッグの中にあったものを
上の写真、中にはiPad Pro 10.5インチ、Smart Keyboard、財布、ポーチ(モバイルバッテリー、USB電源アダプタ、充電ケーブル2本、WiFiルータ)、ほぼ日手帳weeks+三色ボールペン、デジカメ、AirPodsが入っており、外側の緊急用PCポケットにSurface Pro4が入っています。入りすぎ。
Surface Proは、電源アダプタなども持ち歩きたいので、モバイルバッテリーはポケットに退避させて、ポーチに入れる感じかな。空きスペース的には全然問題なく入るはず。
せっかく荷物にアクセスしやすい構造になっているので、大きめのポーチは使わない方がいいかも。
MacBook Pro 13インチ(Mid2012) 非Retina
前々世代の13インチMacBook Pro(Mid2012)ですらこんな感じですんなり入ります。
厚さ2cmでこれだけ入るのは素晴らしいですね。キツキツではないですし、ちゃんと蓋もできました。
iPad Pro 12.9インチ(1st Generation)
iPad Pro 12.9インチならこんな感じ。Smart Keyboardなどをつけていても問題ないと思う。
PCポケット部分はこれでもかなり余裕があり、推奨されないかもですがMagic Keyboardも一緒に入ります。なお、残念ながらメインポケット部分には入らないです。
12インチ MacBook(Mid2017)
12インチMacBook(Mid2017)だとこう。これは余裕。中で動いてしまいますね(特に問題はないと思う)。
MacBookはメインのバッグ部分にも入ります。ただし、手前のポケット。
奥のポケットは難しい。
そして、手前のポケットにパソコンを入れてしまうと、奥の荷物にアクセスしづらいので非現実的。できれば緊急用PCポケットを使いましょう。
iPad Pro 10.5インチ
そして期待の10.5インチiPad Pro。奥のポケットに入るiPadの中で一番大きいものがこのサイズです。
パターン1
↑これは残念ながらiPad Pro+背面クリアケース+Smart Keyboardだとキツめです。ぎゅうぎゅう。入らなくはないですが…。
パターン2
Smart Keyboardを外してみればOKでした。Smart Keyboardだけ手前のポケットに入れておく、という方が便利です。常に必要なものでもないですし、こちらの方が使い勝手は良さそう。
パターン3
背面クリアケースを外して、iPad Pro+Smart Keyboardなら問題なしでした。
こっちが正規の使い方でしょうね。ただ、背面ケースは取り付けておきたいので…。Smart Keyboardだけ外しておくパターンがやっぱり一番かな。
デジタルカメラ(PowerShot G7X Mark II)
仕切り板が任意の場所に取り付けられるので、カメラなど、カバンの中に固定しておきたいものを収納するのに便利ですね。
キヤノンのPowerShot G7 X Mark2を入れてみました。買ったばかりの頃はネックストラップをつけて、さらにケースに入れてましたが、裸のままガシガシ使う方がいいのではと思い直しているところなので、写真のようにそのままひらPに入れておこうと思います。
マンフロットのPIXIがさっと入ればいいんですけどねえ…てかもう少し小さくなってほしい。いいのないかな?
番外編 Magic Keyboard
あまり需要はないかもしれませんが、「Magic Keyboard」(テンキーなし)って持ち歩くのに不便です。iPhoneやiPadなどで使おうとしたことがある方ならわかると思いますが、なかなか入るものが見つからないのです。
これが前面ポケットにちゃんと入ります。奥は厳しいかな。うーん、嬉しい。
ひらくPCバッグnanoで気になること
というわけで私が普段持ち歩くものを中心にいろいろ入れてみましたが、いずれも問題なし。これから使ってみよう。
で、緊急用PCポケット部分、他の人みたいにはさっと戻らないんだけど…。何かコツがあるのかな。うーん。 緊急用とはいえ、マジックテープなのも気になります。ファスナー(密閉性)やマグネット(利便性)でもよかったのでは?
他に気になること。
- オフィスや公衆トイレの個室などで地面に置かずにぶら下げておきたいですが、ぶら下げ用のループがない。肩掛け紐を使うしかない。
- フロント部分の革メッシュなポケットがちょっとダサい。他の部分と同じ素材でいいし、中が見える必要性もあまり感じられない。
- そもそものカバンが重い(約710g)。
重さが気になるなあ。小さいから尚更。12.9インチのiPad Pro並みにありますからね。まあバックパックもそのくらいはあるんですけど、片方の肩にずっしり来ますし、このサイズなので余計に気になる。
まとめ
- 良いところ
- PCを持ち歩くことを念頭に置いたバッグなのに小さい。緊急用と割り切ったPC収納部分のアイデアが光る。
- 小さい割に収納力抜群。
- 小さいから機動性が高くなる。
- 気になるところ
- 重い。
- マジックテープのバリバリ音が気になるし、チープ。
- 緊急用PCポケットがすっとは戻らない。
というわけで(?)、来週から会社などに持っていって使ってます。追加で何か気づいたことがあればまた書きますね。
しかし、これだけの機能性の高いバッグが1万円台というのが良い。買いです。